オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【007】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 007―カオ 屋敷の内装は凡庸な言葉ではあるが、豪華という一言に尽きる。 少なくともゴーストタウンと言われて想像するような幽霊屋敷ではない。 玄関を通った先にあ...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【006】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 006―ムラ リアナ村。NASAによって隠し続けられた『未知』と『神秘』の村。 ――僕は遂にこの村にやって来た。 目の前には閑散とした家々がぽつぽつと乱雑と建て...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【005】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 005―イリグチ 窓から見えていたネオンの光輝く巨大な近代建築も、暖かみの残る伝統的でお洒落な街並みも、今では単なる荒野と化していた。 強いて例えるならウエスタ...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【004】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 004―セットク 想像に想像を重ね、歩くこと数十分。気が付いたら、というより時や一歩一歩に意識が傾いていなかったからだろう。 いつの間にかジェイコブの研究室に着...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【003】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 003―ジョウホウ 「そうそう、シャディ君。時に君は宇宙人を信じるかい?」 後ろから意気揚々と声をかけられた。宇宙人という言葉が聞こえ、聞き間違いかとも思ったが...
オリジナル小説 オリジナル小説ホラーミステリー小説 【002】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 002――キタイ 厳しい残暑が続く八月上旬。夏特有のねっとりとした空気に若干の不快感を覚えつつも、僕は明日からの小旅行に心を躍らせていた。 「準備はできたかな」...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【001】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 001―ニチジョウ ランチタイムを終えた、昼下がり。 ビュッフェスタイルの昼食の満足感からか、講義中にも関わらず瞼が重い。クーラーによって冷やされた部屋に、窓か...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【000】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 000―プロローグ 「ふざけるな! どうして俺なんだよぉ! 嘘だと言ってくれよぉ」 男の怒りと悲愴に満ちた甲高い声が辺りに響く。 ――阿鼻叫喚。 まさに僕の目の...