オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【017】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 017―ゲーム 「約七十年前にこの村で行われたゲーム。この村の住人を死に追いやったゲームだ」 僕はこの状況が呑み込めず、呆然としていた。 ゲームとは何だ? 死に...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスミステリー小説 【016】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 016―ハジマリ 「とりあえず、朝食を食べないか? お腹が空いてはまともに動けんだろう?」 ブレンドンがリーダーらしく、この場をなだめようと声を張る。 「ミラ君...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【015】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 015―ツナガル 昨日はリアナ村の探索の為に、普段より活発に動いたからか、現在時刻は十時。 大分寝坊してしまった。 今起きたのが、この夏休み期間でなかったら、き...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【014】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 014―フカク 「見つけた……」 遂に僕は未知との、神秘との遭遇を果たした。 必死に頭を回転させるが、僕の記憶にある言語ではないことは確かだ。このリアナ村はかつ...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【013】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 013―ハッケン ミラの誤解が解けぬまま、解けさせないまま、朝食の余りを詰めたタッパーを手にキッチンを去る。時間が経ち、温度が少し冷めてしまったが問題ない。 食...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【012】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 012―タンサク 豪華絢爛な玄関ホールがまずこの屋敷に訪れた者を歓迎する。 エントランスは屋敷の顔であり、屋敷主の性質を表すものだ。 華美に装飾されたこのエント...
オリジナル小説 オリジナル小説ホラーミステリー小説 【011】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 011―アサ リアナ村の朝は早い。 現在時刻は七時半頃。 マドハンのいた家屋を出て、屋敷へ戻って来たが、食堂から話し声が聞こえてきた。僕はそのまま食堂へと向かっ...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【010】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 010―イシ 少年の知りたかったもの。 少年の取り出したエメラルド色の石。 かつて祖父の部屋から盗みだしたというその石には不思議な力があった。まだ物心がつかない...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【009】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 009―ショウネン 何とも間抜けな姿だろう。 さっきの僕の緊張感との落差で、目の前の齢十三、四ほどの少年の寝顔が阿呆に見える。 口をぽかんと開け、少し涎も垂れて...
オリジナル小説 オリジナル小説サスペンスホラーミステリー 【008】汝は宇宙人なりや?【ホラー・ミステリー】【オリジナル小説】 008―ミエナイモノ 宇宙人。もし本当にいるのなら、今の状況を説明出来るのだろうか。 僕たちは――偶然に愛されている。 もしこの偶然が意図的に起こされた必然だと...